昔の思い出
家族連れで白馬岳へ
山行日:1987年8月3日~5日
地 域:北アルプス後立山
標 高:白馬岳(2932m)
【1日目】

白馬駅=栂池自然園→天狗原→乗鞍岳→白馬大池→
白馬大池山荘(泊)
【2日目】

白馬大池山荘→小蓮華山→三国境→白馬岳→白馬山荘(泊)
【3日目】

白馬山荘→白馬岳→三国境→小蓮華山→白馬大池→
栂池自然園=南小谷駅

 今から考えてみると、その頃は夏休みに家族連れでの登山が恒例となっていたが、子供も大きくなり友達方を優先し、この白馬岳登山が最後の家族連れの山旅となった。


 【 1日目 】

 飼い猫を前日に預け、「あずさ1号」で新宿駅を旅立ち、白馬駅から栂池自然園行のバスにり1時間半程で自然園に昼ごろ到着。
栂池自然園からは階段状の道がつづく、ジグザグに登っいくと木道となり天狗原の湿原にでる。
天狗原を過ぎ、小さな雪渓を横切り、岩塊の急斜面を登ると広い岩の原にでて、大きなケルンのある乗鞍岳に着く。乗鞍岳からは明日登る白馬岳と小蓮華への尾根等が見える。
乗鞍岳から少し行くと下に白馬大池が見えてくる。岩塊の歩き難い道を下り、白馬大池の縁を回り込んで、今夜泊る白馬大池山荘に出る。

天狗原 カキツバタ
天狗原湿原 [拡大表示]
天狗原湿原

 【 2日目 】

 山荘から出て、朝日が当る雷鳥坂の急登を行き、小蓮華までは小さなコブを越えながら登る。 小蓮華山手前から山頂にかけて白馬岳、杓子岳が迫り、下には白馬大池、栂池自然園、遠く頸城山塊が見る。 小蓮華岳山頂に着くころには、高曇り天候となり少し肌寒くなってきた。小蓮華岳から三国境を経て白馬岳の尾根は高山植物が咲き、展望の良い道が続く。

白馬大池山荘前
白馬大池
白馬大池 [拡大表示]
白馬大池と白馬大池山荘
白馬大池 [拡大表示]
雷鳥坂
雷鳥坂 [拡大表示]
小蓮華山方面
小蓮華山方面 [拡大表示]

 三国境(富山県、新潟県、長野県の3県の境界)は朝日岳、雪倉岳からの合流点で、これから白馬岳山頂までは馬ノ背の岩稜と小ピークを越してゆく。
ガスがたちこめてきた石の展望盤がある白馬岳山頂に着く。
展望の無いガスの中の山頂から、早々に白馬山荘に下る。天候が良ければ白馬岳山頂周辺の高山植物が咲くお花畑を散策する予定であったが、白馬山荘に入る。
昼飯を食べ、昼寝をし、時間潰しに広い山荘内の探検などをして暇をつぶす。 山荘の食堂で「豪華ポークソテイの夕食」(記憶が曖昧、或いは鳥肉?)を摂る。食堂のテレビで台風が九州に接近中であることを知り、明日の天気を心配しながら就寝する。

小蓮華山より唐松岳・五竜岳・鹿島槍ヶ岳
小蓮華より唐松岳方面 [拡大表示]
小蓮華山より白馬岳
小蓮華山より白馬岳 [拡大表示]
三国境より雪倉岳
三国境より雪倉岳 [拡大表示]
三国境より長池と鉢ヶ岳
三国境より鉢ヶ岳 [拡大表示]
三国境より白馬岳
三国境より白馬岳 [拡大表示]
白馬岳山頂

【 白馬岳の高山植物 】
チシマギキョウ
チシマギキョウ [拡大表示]
ミヤマアキノキリンソウ
ミヤマアキノキリンソウ [拡大表示]
ウサギキク
ウサギキク [拡大表示]
ミヤマキンポウゲ
ミヤマキンポウゲ [拡大表示]
ハクサンイチゲ
ハクサンイチゲ [拡大表示]
ハクサンフウロ
ハクサンフウロ [拡大表示]

 【 3日目 】

 天候が気になり、朝食も早々に山荘を出発する。白馬岳山頂はガスの合間から多少の展望があるだけて、西風強く立っているのがやっとである。 強い風の追い立てられるように三国境、小蓮華山を通り、雷鳥坂を慎重に下り白馬大池に着く。
小雨が降り始めたが栂池自然園まで行こうと決め、歩き難い岩の道を登り乗鞍岳に着く、ここ辺りから雨が次第に強くなり天狗原を過ぎるころには風混じりの本降りの雨となった。 やっとのことで栂池自然園に到着する。
バス停の待合室で一息つき、南小谷駅行のバスに乗ることができた。

 因みに、この山旅で台風接近にともなう大雨に遭い大変な経験したが、このような経験は後にも先にもこの1回である。



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