山旅日記
鹿島槍ヶ岳
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山行日:2010年7月20日~22日
山 域:北アルプス(後立山連峰)
標 高:爺ヶ岳(2669m) 鹿島槍ヶ岳(2889m)
 【1日目】 7月20日
 東京駅=長野駅=扇沢
 扇 沢10:10
 ケルン11:55-12:00
 種池山荘(泊)15:20
 【2日目】 7月21日
 種池山荘05:30
 爺ヶ岳中峰06:35-06:45
 冷池山荘08:05-08:20
 布引山09:35
 鹿島槍ヶ岳10:35-11:25
 布引山12:20-12:30
 冷池山荘(泊)13:30
 【3日目】 7月22日
 冷池山荘06:10
 爺ヶ岳南峰07:40-07:55
 種池山荘08:25-08:40
 扇 沢12:05
 扇沢=大町駅=松本駅

爺ヶ岳より鹿島槍ヶ岳を望む

 鹿島槍ヶ岳は、秀麗な双耳峰を持つ後立山連峰を代表する山である。今回は、扇沢から柏原新道を登り鹿島槍を往復する。


 【 1日目 】

 冬の季節になると長野新幹線の車窓から長野駅に着く手前で、遠く雪を被った双耳峰の山が見える。長野に出張する度に、何時かはあの山に登ろうと思っていた。
長野駅から扇沢行きの直通バスに乗り、信州北部の村々の道を扇沢に着く。扇沢は黒部ダムに通じるトロリーバスの発着駅である。

 扇沢のバス停から少し戻った所から柏原新道が始まる。 柏原新道は整備された道で、コメツガやモミジの樹林帯をジクザグに登って行く、思ったより急坂である。
ケルンのあるところで昼飯にする。このあたりから針ノ木岳の稜線が見えてくる。
昼飯を食べていると、毎年夏に集団登山する地元大町の中学生の一団に出会う。

柏原新道より大町方面を望む
扇沢バスターミナル [拡大表示]
ケルン(柏原新道)
雪が残る扇沢上部(柏原新道)
雪が残る扇沢上部 [拡大表示]

 この辺から、だんだん傾斜の緩くなり、石畳と言う平坦な道になる。この道をしばらく行くと、雪が残る沢を横切る。 灌木の急坂を登る、コバイケソウのお花畑にでると、種池山荘が見えてくる。
種池山荘は大きな山小屋である。小屋の側の尾根筋に小屋の名前の由来となる小さな池「種池」がある。
種池山荘からは、正面に蓮華岳や針ノ木岳と雪渓が見える。
山荘で同室となった8名中2名が 『深田久弥の日本百名山』 を制覇したとのこと。

★柏原新道 は、種池山荘の現オーナーの柏原正泰(二代目)が昭和30年代後半から昭和41年頃にかけて自らツルハシやスッコプを手に持ち、独力で開けた登山道です。 それ以前は扇沢を詰めて種池山荘へ直登するという北アルプスでも名立たる急登でした。開通によって安全かつ短時間で爺ヶ岳、鹿島槍への登頂が可能になりました。 今でも種池山荘スタッフが整備に当たっています。今では代表的な北アルプス入門コースの一つです。 (種池山荘のホームページより)

ハクサンイチゲ(種池付近)
種 池
夕闇迫る蓮華岳・針ノ木岳(種池山荘より)
今宵の宿 種池山荘 [拡大表示]

【 2日目 】

 快晴の朝、今日は、爺ヶ岳に登り、冷池山荘から鹿島槍ヶ岳に往復する予定である。
山荘を出て、ハイマツ帯の道を爺ヶ岳に向かう。爺ヶ岳は南峰、中央峰、北峰の3つのピークに分かれており、今日は中央峰を登ることにする。
『爺ヶ岳中央峰』(2669m) を後にして、鹿島槍ヶ岳や立山を眺めながら冷池山荘に向かう。
冷乗越の手前で赤岩尾根の分岐を見送り、シラビソの林を下り、登り返して冷池山荘に着く。

種池山荘より爺ヶ岳の登り
種池山荘より爺ヶ岳へ [拡大表示]
爺ヶ岳の登りから針ノ木岳
爺ヶ岳の登りから針ノ木岳 [拡大表示]
爺ヶ岳南峰登りから剣岳を望む(赤い屋根は種池山荘)
爺ヶ岳登りから剣岳 [拡大表示]
爺ヶ岳より槍ヶ岳・奥穂高岳・前穂高岳を遠望
爺ヶ岳中峰の我輩 [拡大表示]
チシマギキョウ(爺ヶ岳)
チシマギキョウ [拡大表示]
冷乗越より鹿島槍ヶ岳(左の小屋は冷池山荘)
冷乗越より鹿島槍ヶ岳 [拡大表示]


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