山旅日記
奥 穂 高 岳
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山行日:2012年7月24日~27日
山 域:北アルプス(南部)
標 高:奥穂高岳(3190m) 前穂高岳(3090m)
 【1日目】7月24日
 松本駅=新島々駅=
 上高地12:40
 横尾山荘(泊)15:25
 【2日目】7月25日
 横尾山荘05:50
 本谷橋06:55-07:05
 涸沢ヒュッテ09:10-09:40
 ザイテングラード取付11:10-11:25
 穂高岳山荘(泊)13:00
 【3日目】7月26日
 穂高岳山荘05:30
 奥穂高岳06:30-06:55
 紀美子平09:00-09:10
 前穂高岳09:55-10:15
 紀美子平10:50-11:30
 岳沢小屋(泊)15:15
 【4日目】7月27日
 岳沢小屋05:50
 河童橋09:00
 上高地・大正池散策09:20-11:00
 =新島々駅=松本駅


奥穂高岳山頂より槍ヶ岳方面を望む

【 1日目 】

 夜行バスで上高地から涸沢まで入るのが一般的であるが、今日は新宿発「あずさ1号」でゆっくりと上高地から横尾まで歩きます。
上高地河童橋 (1529m) から梓川沿いのだらだら登りの道を明神、徳沢、横尾と3時間ぐらいかけて、また、北アルプスに来たな~と思いながら歩く。

自然を満喫しながら3時間の道のりをのんびりと歩いて横尾山荘に到着する。
今晩の泊まりの 横尾山荘 は、ゆったりとして、風呂もあり快適な山小屋泊りが出来そうである。

梓川に架かる河童橋
横尾橋と屏風ノ頭

【 2日目 】

 朝から曇り空、横尾大橋を渡り、沢沿いの道を屏風岩を見上げながら緩やかな登り道を本谷橋へ。 本谷橋で休憩し、ここから急な登り道となり前穂、奥穂をちらちら見ながら涸沢へ、 今年は残雪が多く涸沢ヒュッテ の手前から雪道 となる。 (軽アイゼンを付けるか否か迷うが、結局付けず)
雪道を危ない足取りでようやく 涸沢ヒュッテ (2300m) に到着。寒々とした曇り空の下、ヒュッテのベンチで 涸沢カール を眺めながらアンパンを食べ休憩する。

ちょっと『観光案内』涸沢は穂高連峰の登山基地(山小屋、キャンプ場)で涸沢カールは氷河で削られた地形で、カール(圏谷)やモレーン(岩屑の堆積丘)、 岩と雪のアルプスならではの鋭峰群、豊富な残雪、お花畑のなど、特に秋の三段染め (山頂は新雪、山腹は紅葉、山麓は緑) の景観は有名です。

横尾谷から見る屏風ノ頭
横尾から見る前穂高岳 [拡大表示]
横尾谷(本谷橋)
横尾谷から北穂高岳方面
横尾谷から北穂高岳 [拡大表示]
涸沢ヒュッテ手前から白出のコル(穂高岳山荘)
涸沢手前から白出のコル [拡大表示]
涸沢ヒュッテ手前の雪渓
涸沢ヒュッテ手前の雪渓 [拡大表示]

 いよいよこれから涸沢カールの道を穂高の稜線まで登高である。
今夏は残雪が多いようである、まだ、涸沢には期待していたお花畑には残念ながら花は咲いていない。
涸沢ヒュッテから涸沢カールを横切り涸沢小屋に出る。ここから涸沢カールの斜面の道を北穂高岳から涸沢岳の稜線を見ながら、あえぎあえぎ登る。
後で穂高岳山荘で聞いた話では、2日前に前穂から大キットに向かう道の雪渓で(70歳代のご婦人)スリップ事故があったとの事。
ここから涸沢カールの斜面を4~50分ほど登ると道は、ザイテングラード取付へと左にカールを横切るようになる。見上げると涸沢岳の岩稜が覆被さってくる。

ザイテングラード取付直前の雪渓で 5~60cm ぐらい岩 が目の前を大きな音と共に落下してくるのに遭遇。5分早く雪渓を渡っていたらと思うと ゾー とする。
10分ほど様子を見てからその雪渓を急いで通過し ザイテングラード取付 で小休止(いまだ興奮冷めやらず)する。

涸沢カールとテント場
涸沢カール [拡大表示]
涸沢ヒュッテ
涸沢小屋
涸沢カール上部をトラーバスしてザイテングラードへ
涸沢カール上部 [拡大表示]
ザイテングラードの取付
ザイテングラードの取付 [拡大表示]

 ザイテングラードからは前穂高岳北尾根や涸沢カールを眺めながら岩稜の尾根をよじ登り、山荘手前の雪渓を横切り穂高岳山荘に到着する。

穂高岳山荘 (2996m) は、涸沢岳と奥穂高岳の稜線上の鞍部建っている大きな山小屋である。
ガスが出ていたので、まだ時間が早いが小屋でくつろぐことにする。

明日朝、奥穂高岳を往復して再び涸沢に下りる計画でしたが、天候が良くなりそうなので計画を変更(本当は途中での計画変更はダメ)、奥穂高岳、前穂高岳に登り岳沢小屋に下りる事にする。 早速、岳沢小屋に宿泊の予約を入れる。明日が楽しみである。

ザイテングラードから前穂高岳と北尾根
ザイテングラードから [拡大表示]
涸沢の雪渓を覗く
穂高岳山荘前 [拡大表示]


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