山旅日記
雲 取 山
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山行日:2012年8月22日~23日
山 域:奥秩父・奥多摩
標 高:雲取山(2017m) 七ッ石山(1757m)
鷹巣山(1736m)
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【1日目】8月22日 | |
池袋駅=西武秩父駅= |
三峰神社10:30 | |
霧藻ヶ峰12:15-12:30 | |
白岩小屋14:55-15:00 | |
白岩山14:55 | |
大ダワ15:45-15:50 | |
雲取山荘(泊)16:20 | |
【2日目】8月23日 | |
雲取山荘05:30 | |
雲取山06:05-06:20 | |
ブナ坂07:25 | |
七ッ石山07:50-08:00 | |
鷹巣山10:10-10:40 | |
稲村岩のコル12:25-12:35 | |
東日原バス停13:25 | |
=奥多摩駅=新宿駅
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朝の雲取山々頂
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親父に連れられ雲取山に最初に登ったのは、中学2年生の時、池袋から夜行バスで大輪まで行き、ケーブルカーで夜明け前の三峰神社に。
そこから、懐中電灯を頼りに歩きはじめ、白岩山、雲取山を経て鴨沢に下った事を思い出す。
【 1日目 】
池袋から西武秩父線「レッドアロー号」で西武秩父駅に。現在、ケーブルは改修費用と乗客減少の関係で廃止されてしまったので、三峰神社直通のバスで三峰神社の駐車場へ。
(三峰とは妙法ヶ岳、白岩山、雲取山の三山を指すことから由来している)
三峰神社 には寄らずに雲取山に向かう。熊出没注意看板がある鳥居をくぐり、いよいよ登山開始である。
ブナ林の道をしばらく行くと窯跡が残る炭焼平に着く。この先、小さなアップダウンが続き、小さな地蔵が祀るれている地蔵峠に着く、ここから少しで霧藻ヶ峰である。
藻ヶ峰(1523m)は、藻ヶ峰休憩所と呼ばれる見晴しのいい場所に大きな岩にお二人の御尊影のレリーフが埋められている。
山の宮様、スポーツの宮様として広く国民から親しまれていた雍仁親王様(昭和天皇の弟)は大正11年6月25日、御成年を迎えられました。
その折、大正天皇の御意思により、秩父の名をとって秩父宮を創立なされた。
藻ヶ峰からは前白岩山までのキツイ登りが待っている。この辺りは、奥秩父特有のブナの原生林帯である。原生林の間から時々、大洞川を隔て和名倉山が見える。
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地蔵峠 |
三峰神社 登山道入口 [拡大表示] |
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野生の鹿(白岩小屋付近) |
野生の鹿 [拡大表示] |
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白岩小屋 前で休憩ていると目の前を野生鹿の群が横切っていた、最近は何処の山に行っても鹿が居る。
小屋の先から急登すると白岩山に出る、『白岩山』(1921m) はダケカンバなどの樹林に囲まれた静かな山頂である。
そこからはしばらくなだらかな道が続き、芋ノ木ドッケ の中腹で長沢背稜からの道を左に合わせる。
原生林の狭い登山道をしばらく下ると 大ダワ に着く。ここまで来ると今日の泊まりである雲取山荘まで、あと少しの登りである。
雲取山荘 は、昔はランプと囲炉裏のある丸太小屋であったが、10数年ぐらい前に新築して今は電灯と個室がある立派な山小屋になった。
山荘の親父とは昔からの顔なじみで、夕飯の後しばらく四方山話をする。
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イワツメクサ?(白岩山付近) |
静かな白岩山山頂 [拡大表示] |
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大ダワ付近の登山道(日原谷への分岐) |
大ダワ [拡大表示] |
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【 2日目 】
今日はすがすがしい朝である。山荘から雲取山頂までの急登は朝イチには結構キツイ。
『雲取山』(2017m) 頂上からの展望は、富士山、奥多摩、大菩薩等の山々を眺めることが出来た。
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雲取山山頂 |
雲取山山頂 [拡大表示] |
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雲取山より富士山 |
雲取山より富士山 [拡大表示] |
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雲取山より飛竜山 |
飛竜山 [拡大表示] |
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山頂を振り返る(雲取山避難小屋) |
山頂を振り返る [拡大表示] |
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山頂での展望を楽しんだあと、防火線上の広い尾根道を小雲取、奥多摩小屋と経てブナ坂へ、途中マルハダケブキの黄色い花が咲いていた。
ブナ坂 は、昔は名前の通りブナの原生林に覆われて薄暗い所であったが、今は明るい雰囲気に変わてしまった。
ブナ坂から少しの登りで 『七ッ石山』(1757m) 山頂である。山頂からは、今、歩いてきた雲取山からの尾根道を見渡すことができる。
ここからは、いよいよ 石尾根歩き である。高校生の頃、正月3日の雪尾根道を歩いたことが思い出される。
頂上から下ったところに七ッ石神社あり、これから鷹巣山避難小屋までは起伏の少ない尾根道である。
途中、初夏の頃見事に咲き誇る千本ツツジと言うところを通るが、今回はところどころでマルハダケブキが咲いていた。
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奥多摩小屋 |
奥多摩小屋 [拡大表示] |
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以前来た時より明るくなったブナ坂 |
ブナ坂 [拡大表示] |
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七ッ石山より雲取方面 |
七ッ石山山頂 [拡大表示] |
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単調な道に厭きた頃、ようやく 鷹巣山非難小屋 に着く、避難小屋で一休みした後、鷹巣山をめざす、途中一輪車で頂上から下りてくる人に出会う。
『鷹巣山』(1736m) の広々とした山頂に出る。ここからの眺めは少し雲が出てきてしまったが、御岳山、大岳、御前山、三頭山などの奥多摩の山々、その奥に丹沢山塊が眺められた。
鷹巣山はちょうど昼飯時、お湯を沸かしコーヒーと即席パスタで昼飯にする。
若い頃であれば、七ッ石山、鷹巣山、六ッ石山を経て奥多摩駅へと石尾根の完全縦走と行くのですが、老人は無理をせず日原に下りる。
稲村岩尾根は1000m位の標高差があり、結構キツイ下りである。
3分2位程下ったところに 稲村岩 があり、その岩を巻いて沢沿いの下る。
日原川を渡り、日原街道まで登るとそこは東日原のバス停である。
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石尾根のマルハダケブキ |
マルハダケブキ [拡大表示] |
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鷹巣山山頂 |
鷹巣山山頂 [拡大表示] |
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鷹巣山より御前山方面 |
奥多摩方面 [拡大表示] |
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