山旅日記
常念岳・蝶ヶ岳
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山行日:2014年7月23日~26日
山 域:北アルプス(常念岳山脈)
標 高:常念岳(2857m) 蝶ヶ岳(2677m)
 【1日目】7月23日
 新宿駅=松本駅
 市内散策(泊)
 【2日目】7月24日
 松本駅=穂高駅=
 一ノ沢登山口07:50
 王滝ベンチ09:15-09:30
 常念小屋(泊)15:20
 【3日目】7月25日
 常念小屋05:30
 常念岳07:15-07:30
 蝶ヶ岳(三角点)12:15-12:50
 蝶ヶ岳ヒュッテ(泊)14:00
 【4日目】7月26日
 蝶ヶ岳ヒュッテ05:50
 長塀山06:45
 徳 沢08:15-09:30
 上高地11:15
 =新島々=松本駅


蝶槍より大キレット・槍ヶ岳方面を望む

 今年の夏は南アルプスの北岳に登る予定であったが、広河原へのバスが土砂崩れのため不通。急遽予定を常念岳・蝶ヶ岳に変更する。(北岳は次回に)


【 1日目 】

 東京が梅雨明けとなったので早速、常念岳・蝶ヶ岳行きを決行。松本に泊まり、松本城から常念岳を見る計画で昼過ぎの特急あずさで新宿を出発したが、 生憎曇り空、『松本城』 Google maps の天守閣からは三角形の常念岳を望むことができなかった。
今宵の宿は以前にも泊まったことのある安ホテルである。

国宝 松本城
国宝 松本城 [拡大表示]
松本城 天守閣御殿跡から
天守から市街地 [拡大表示]

【 2日目 】

 北陸地方は未だ梅雨が明けていない、午後から雨になる予報である、早めに行動しよう。 松本駅より穂高駅に、タクシーの運転手さんと色々話しをしているうちに一ノ沢登山口に30分ほどで到着。

一ノ沢登山口 で登山届けを出し、一ノ沢を左に見て緩やかな上りを1時間半ほど登ると 王滝ベンチ(指導標には大滝となっている)に着く、 ここでエネルギーの補給を行うため少休止する。
休んでいると20名ほどの地元中学の女子生徒が追い越して行く。
王滝ベンチを過ぎ、樹林帯をしばらく歩いて河原に出る、ここで早昼飯にする。
昼飯の後、沢沿いにしばらく登ると雪渓が現れ、そこから胸突き八丁への急登が始まる。ここで中学生のグループを追い越す。
胸突き八丁のジグザグな急登を行くと最後の水場でる。ここで給水をする。

ここからは常念乗越に向かってコメツガ林の急斜面の道を、喘ぎ喘ぎ登って行く。

今までポッリポッリと来ていたが、ついに雨が降りだした、第1ベンチ・・第4ベンチと過ぎ、しばらく登ると雨の 常念乗越(2460m)にたどり着く。

雨の中、早々に常念小屋に駆け込む。(山で雨に遭うのは久しぶりである)

一ノ沢登山口
王滝(大滝)ベンチ
一ノ沢上流の雪渓
一ノ沢上流の雪渓 [拡大表示]

 常念小屋 は常念岳と横通岳の鞍部「常念乗越(のっこし)」に建てられた山小屋である。
常念小屋は中学生、高校生の団体で混雑しており、我輩に部屋は1畳に二人りの割当である。これでは寝返りが出来そうもない。最終的には1畳半に二人となった。(寝具は布団でなく寝袋である)
混雑のため夕飯の時間が6時50分、時間がタップリあるので1時間ほどうつらうつら昼寝する。
その後、焼き鳥付きの生ビールで一杯、雨の降る窓の外を見ながら時間を潰す。

  
結構まともな焼き鳥付き生ビール

【 3日目 】

 今朝は風が強いがまあまあの天気である。常念乗越からは岩屑の登りづらいジクザグな結構急な道(頂上までの標高差400m)である。
前常念岳への三股の分岐を過ぎ、しばらくすると岩が積重なった祠の在る 『常念岳』(2857m) の頂上にたどり着く。 三角錐の突端だけのことがあって狭い頂上である。 頂上からは、雲の合間から雄大な岩稜の連なる穂高がら槍をはじめ、表銀座方面が望まれた。 狭い山頂に大勢の登山者がいるので早々に蝶ヶ岳を目指すことにする。

朝の常念乗越と常念岳への登山道
常念小屋 [拡大表示]
常念の登りより横通岳
常念の登りより横通岳 [拡大表示]
常念の登り仰ぎ見る
常念の登り仰ぎ見る [拡大表示]
常念の登り三俣の分岐
常念の登り三俣の分岐 [拡大表示]
登山者で賑わう常念岳山頂
常念岳山頂の我輩 [拡大表示]
前穂、奥穂、大キレット、南岳(常念岳山頂より合成写真)
常念岳山頂から [拡大表示]

 頂上直下の急な岩稜を慎重に蝶ヶ岳縦走路の鞍部まで一気下る。鞍部から2512mピークを登り返し、幾つかの登り下り繰り返し、ニッコウキスゲなどが咲くお花畑の中を下り、小池のある湿地をすぎる。
ここから、蝶槍へのキツイ登りの始まりである。一口羊羹でエネルギーの補給を行う。

常念岳下り山頂を仰ぐ
常念岳下り山頂 [拡大表示]
常念岳下りから蝶ヶ岳
常念岳下りから蝶ヶ岳 [拡大表示]
トトロ岩(我輩が勝手に付けた)
トトロ岩 [拡大表示]
ニッコウキスゲ
ハクサンチドリ
ハクサンボウフウ


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