山旅日記
北 岳
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山行日:2015年7月29日~31日
山 域:南アルプス(北部)
標 高:北 岳(3193m)
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【1日目】7月29日 | |
新宿駅=甲府駅= |
広河原11:20 | |
白根御池小屋(泊)14:45 | |
【2日目】7月30日 | |
白根御池小屋05:10 | |
小太郎尾根分岐07:50-08:10 | |
北岳肩の小屋08:50-09:30 | |
北岳山頂10:30-11:10 | |
北岳肩ノ小屋(泊)11:50 | |
【3日目】7月31日 | |
北岳肩ノ小屋05:10 | |
小太郎尾根分岐05:40 | |
大樺沢二俣07:20-07:40 | |
広河原10:10 | |
=甲府駅=新宿駅 |
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朝日のあたる北岳山頂と肩ノ小屋
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「北 岳」は、山梨県と静岡県の境・南アルプスの北部に位置する、日本で2番目に標高の高い山。
北岳・間ノ岳・農鳥岳を合わせて白峰三山と呼ばれる。三山のうち一番北側にあるので「北 岳」と名付けられた。
昨年の夏、北 岳に登る予定であったが、南アルプス林道が土砂崩れのため不通となり。今夏、待ちに待った北岳である。
【 1日目 】
各駅停車で雨上がりの甲府駅に着く、甲府駅から満員のバスに乗り広河原に向かう。途中、芦安温泉の駐車場は満車状態である。
夜叉神峠から幾つかのトンネルを通って(南アルプス林道)2時間のバスの旅もようやく終え、広河原(1529m)に到着。
広河原バス停のベンチで昼飯のおにぎりを食べ、登山届を広河原の登山センターに提出する。
野呂川に架かる吊り橋を渡って樹林に囲まれた広河原山荘(以前に泊まったことがある)の前にでる、いよいよ登山開始である。
樹林帯の緩い登りを行くと分岐点にでる。大樺沢二俣の道を左に見送り、右の白根御池小屋へと向かう。
尾根の急斜面に造られた樹林帯の道を大汗をかきかき登ること約3時間で 白根御池小屋(2230m)に到着。
白根御池の側に建つ白根御池小屋は29年前に泊まったことがある。当時の小屋は7~8年前に雪崩で壊れてしまい、その後新築されたものである。
夏山の最盛期にもかかわらず、そんなに混雑していないようである。
夕飯まで時間あるので、何時ものことながらビールを飲みながら待つことなる。
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広河原のキャンプ場 |
野呂川 [拡大表示] |
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【 2日目 】
今朝は良い天気である。早朝ヘリによる荷揚げのため4時半からの朝飯である。予定より早めに御池小屋を出発する。
白根御池のそばから、いきなり「草すべりの急登」ダケカンバと草の生える急な登りが始まる。
見上げるよな道を一歩々々登こと2時間半、森林限界を過ぎると上方左に北岳が現れる。
森林限界を過ぎるとシナノキンバイなどが咲くお花畑である。お花には鹿除けの防護柵があり、以前登った時よりお花畑の高山植物の種類も少なくなったようである。
お花畑の二俣からの道と合流すると小太郎尾根はすぐそこである。
お花畑の急登をジグザグに登り切ると 小太郎尾根の分岐(2900m)に出る。
小太郎尾根からは北西に仙丈ヶ岳、北に甲斐駒ヶ岳、東に鳳凰三山、南に北 岳への稜線である。
小休止の後、爽快な小太郎尾根をクサリが固定された急な岩場を越え北岳へと向かう。この辺は高山植物が多く咲いているはずであるがあまり見かけない。(時期が過ぎてしまったのかも)
小太郎尾根の分岐から40分ほどで 北岳肩の小屋(3015m)に着く。
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見上げただけでウンザリする草すべりの急登 |
草すべりの急登 [拡大表示] |
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急登も終わりに近づき北岳が見えてきた! |
北岳が見えてきた [拡大表示] |
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小太郎尾根への最後の急登 |
最後の急登 [拡大表示] |
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小太郎尾根分岐より仙丈ヶ岳を望む |
小太郎尾根より甲斐駒ケ岳 [拡大表示] |
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小太郎尾根の稜線を行く(正面が北岳) |
小太郎尾根の稜線を行く [拡大表示] |
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今夜の宿 北岳肩ノ小屋 |
北岳肩ノ小屋 [拡大表示] |
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今日は北岳肩の小屋で泊まる予定なので、早速宿泊の手続きをし、ぶどうパンで腹ごしらいをし、重いザックを小屋に預けて北岳山頂に向かう。
小屋を出ると急な岩場が続く。急斜面を乗り越えた地点が「両俣小屋の分岐」である。
このあたりから北岳山頂はガスに覆われて全く見えなくなってしまった。
ガスの中、日本第二の高峰 『北 岳』(3193m) 山頂に着く。
29年前に家族と登った時は、晴れていて富士山はじめ、南に続く縦走路の先に間ノ岳・農鳥岳、さらに仙丈ヶ岳、甲斐駒ヶ岳、鳳凰三山、中央アルプス等を望むことができた・・・
30分ほどガスが晴れるのを待ったが、晴れそうもないのであきらめて下山する。
北岳から「両俣小屋の分岐」あたりまで下ってくると視界がひらけてきたが、依然北岳山頂はガスに覆われている。
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稜線より肩ノ小屋を見下ろす |
肩ノ小屋を見下ろす [拡大表示] |
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ガスに覆われる北岳頂上直下 |
両俣小屋への分岐 [拡大表示] |
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時間がたっぷりあるので肩ノ小屋までのんびりと下る。
小屋に入り、隣の登山客と四方山話しをしたり、仮眠を取ったりして暇をつぶす。
小屋の外でヘリの荷揚げを見学したり、登山客と一緒に生ビールを飲んだり、仙丈ヶ岳、甲斐駒ヶ岳を眺めたり、のんびりした時間を過ごす。
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雲間から鳳凰山が現れる |
雲間から鳳凰山 [拡大表示] |
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ヘリのよる肩ノ小屋への荷揚げ(後方は甲斐駒ヶ岳) |
ヘリによる荷揚げ [拡大表示] |
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